【S22 ダブル 最高55位/最終1812】初手両ふぶき安定ピキらせビート~Wキュレム軸 霰パ~【ポケモン剣盾】
うえーす。
ダブルバトル シーズン22(2021/09/01~2021/09/30)にて使用。
youtubeの配信しながら約一カ月かけて煮詰めてきた
キュレム軸の霰パーティについて紹介したいと思います。
私自身はシーズン終盤で瞬間最高55位 最終220位,223位を記録しました。
自分以外にも同じ構築を使って最終レート1800越えの方が複数いたり、
剣盾から対戦を初めて霰パ初デビューで両ロム1750超えした方などがいたりと、
これから霰パーティを使ってみたいという人にオススメの構築になります。
レンタルチームもありますのでぜひ使ってみてください。
また霰パーティは他の天候パに比べて残っている文献が少ないので、
この記事が今後霰パを使う人の参考になれば幸いです。
※この記事ではHABCDS表記を採用しており、脚注が無い限りダメージ計算はダブルダメージで計算します
構築経緯
全ポケモンの中でもトップクラスの特攻から高威力の全体技である吹雪を使える
Wキュレムの強さに注目し構築を組み始めました。
環境に多い水ウーラオスを始めとして多くのポケモンを抜ける素早さを持ち、
霰が苦手な格闘への打点となるムーンフォース、6割での誤魔化しが効く催眠術を評価して天候始動要因としてアローラキュウコン。
Wキュレムが苦手なザシアンの巨獣斬や黒馬バドレックスのアストラルビットに対して特性の威嚇と炎/悪タイプによる耐性によって後出しが効き、猫騙しや捨て台詞によってサイクルを回しWキュレムの行動回数を稼げるガオガエン。
後述しますが、今回のWキュレムは素早さを伸ばさず耐久降りとなっているためWキュレムの行動回数を確保する為の素早さ操作としてはトリックルームが良いと考えました。そのため特性化けの皮による行動保障が強力で影打ちやウドハン等優秀な攻撃技も持っているミミッキュ。
ザシアン、ウツロイド、黒馬バドレックスといった早急に処理したいポケモンを倒すために、こだわりスカーフを持たせることで、素早さ操作に依存せずとも有効打を与えられるエンテイ。
最後にこれまでの5匹では処理速度が遅くなってしまう炎タイプに対して水タイプの高い打点を持っていて強力なトリルアタッカーでありながら、非トリル下でもワイガの存在により腐りにくいオニシズクモ 。
個別解説
防御:A222ザシアンのランク補正なし巨獣斬を最高乱数切って耐え(85.7~101.3%)
特防:C183ゼルネアスのムーンフォースを最高乱数切って耐え(85.7~101.3%)
C217黒馬バドレックスのアストラルビット2発耐え(36.4~42.9%)
素早さ:準速65族+1、S4振りミミッキュ+1
特攻:余り
耐久に厚く降り、動かせる盤面が多くなっているキュレムです。
相手が「キュレムは縛ってるし動いてこないだろう」と守る読みをされることも多く、プレイング面でも吹雪の回数を稼ぐことに貢献してくれました。
ただ、特攻を削った分溶けない氷を持たせているとは言え若干火力不足を感じる場面もありもう少し特攻を伸ばしても良かったかもしれません。
流星群の火力も捨てがたかったですが特攻が下がることで居座り性能が落ちること、カイオーガをはじめとする水タイプへの性能を高めるためフリーズドライを採用しました。
だいちのちからは氷技が刺さらない、炎・鋼タイプの打点として採用しました。
109族と言う高い素早さを活かすためと、最低限の火力は出してほしいため、特攻素早さに振り切りました。低い耐久を補うため気合の襷としました。
キュウコンを選出することで吹雪が命中安定打点となるので、キュレムがより吹雪を選択しやすく役割も担っています。
ムーンフォースは凍える風と比較して単体性能を引き上げ、パーティ単位で重い水ウーラの早期処理を可能にしたり、ゼルネアスへの必要な打点となってくれるため、この構築において必要な技でした。
催眠術は出し負けや不利構築に対して6割の確率で誤魔化すことのできる技で、例えば初手のミミッキュに対し、初手のトリックルームを止めながら隣のキュレムの吹雪2連打により最速起き判定を挟まず倒すと言うように本来苦手なはずの相手に対しこちら側に有利な確率で試合を展開できるようになるのが催眠術の強さとなっています。
催眠術はたとえ外しても次ターンでヘイトを集めることができるため、味方の行動回数を増やせる効果にもつながります。
また、相手に催眠を受けるかキュウコンの隣にいるアタッカーを倒すかの択を迫ることもできます。3割で相手を破壊できる絶対零度でもよかったかもしれません。
防御:A222ザシアンのランク補正なしインファイト耐え(84.2~100%)
特防:余り C222カイオーガのタイプ強化ねっとう耐え(81.2~96.0%)
受けだし回数を増やすため、耐久に振り切り、オボンのみを持たせました。
霰パの強みとして定数ダメージが相手の気合の襷潰しや調整崩しを担ってくれるため、ダメージ優先や対草タイプのとんぼ返りではなく、交代しながら相手にデバフを入れて味方ポケモンへの攻撃を弱体化させることを重視して捨て台詞としています。
DDラリアットは本構築では黒馬バドレックスに対して打点が少ないため採用しました。
技構成に関しては、一致技のメインウェポンであるじゃれつくに加えて相手の黒馬バドレックスやカイオーガを早期処理するためのかげうちとウッドハンマーを採用しています。
トリックルームが無くともスイクンやカプ・レヒレ、ゴリランダーの85族の上を取れる点や、キュレムと素早さを近づけることで相手ポケモンとの素早さ関係を把握しやすくなるため4降りでの採用としています。
※特性は精神力
攻撃:H195-B135ザシアンをフレアドレイブで霰ダメージ混みでほぼ一発(93.5~109.5%)
精神力により威嚇無効・猫騙しで動きを止められず、倒したい相手に対して確実に攻撃を通せるアタッカーとしての採用となっています。
技構成は命中安定で高威力のフレアドライブ、反動ダメージを気にしなくてよい聖なる炎、ウツロイドやガオガエンへの打点となるじだんだ、黒馬バドレックス意識のかみくだくを採用しました。
微妙な火力を補えるよう攻撃に補正をかけ、技により抜群を突く立ち回りを意識しました。
※S0個体
鋼や格闘が一貫しがちな霰パの面子の相性を補完してくれる存在で、ミミッキュのトリックルームを最大に活かせるアタッカー。
白馬バドレックスやツンデツンデのジャイロボールやボディプレスに対して受け出します。
ワイドガードは強力な範囲技が飛び交う伝説戦で有用で、拘った全体技持ちへの詰め手段ともなりますが読まれやすいことが難点。実際に使って範囲技を防ぐのではなく”覚えるという事実”によって相手の範囲技を抑制する圧力ともなります。
吸血は身代わりとの採用で迷いましたが、対草・水タイプにおいて吸血が有効な打点となりました。
基本選出(選出基準)
相手の一般枠にも強いWキュレムは選出率100%となります。
基本的柔軟な選出をしますが一例を下記に記します。
先発+
後発+oror
迷ったらコレ。出し勝ちの場合は初手両吹雪安定。
不利な場合は、ガオガエンを受け出ししたり、キュウコンの催眠術で誤魔化します。
先発+
後発+
トリックルームを活かした選出。
トリックルーム下で攻め切ることができれば強いです。
大抵はガオガエン等に遅延されるので、ガオガエンがいない時に強い選出。
【VSザシアン】
先発+
後発+
or
先発+
後発+
エンテイでザシアンをいかに処理できるかが鍵です。
必要によってはWキュレムを強気に動かします。
スイクン入りにはキュウコン→ミミッキュを選出することもあります。
ペリッパー入り
先発 +
後発+
初手に合わせてキュウコンかガオガエンを後出しで対応する選出です。
天候を取り返すことのできるキュウコンが鍵となります。
【VSカイオーガ】
先発or+
後発+刺さってそうな1匹
先発+
後発+
相手により初手トリックルーム展開するのか、
ミミッキュのウッドハンマーやオニシズクモでの雨ただ乗りアクアブレイクが強力です。
【VS黒馬バドレックス】
先発+
後発+or
先発+
後発+or
黒馬バドレックスを処理することを優先します。両方がちょっとずつ削られ始めたら黒バドに全抜きされる準備が整ってしまうので、ミミッキュとガオガエンの使い方が肝です。
バドレックスの持ち物にもよりますが、Wキュレムの耐久を活かして削ります。
ウツロイドがパーティにいる場合はエンテイの選出を最優先してください。
(初手で出すことが多かったです)
レンタルチーム
0000 0002 T2B5 2F
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ霰パーティの構築記事は少ないと思いますので、参考になれば幸いです。
日々ポケモンの放送しているのでよかったら遊びにきてください!